恋愛裁判 feat. 一生のお願い

有史以来、常に行われて来た「私のどこが好き」裁判が、

愛の終身刑を伴った私刑を従えて、今まさに行われようとしている

 

顔が選択された、場合

往々にして「もっとタイプの人が表れたら?」という、

タラレバ問題に発展して非常に面倒臭い

 

スタイルが選択された、場合

「え?そんなとこ見てるんだ。やらしー」となり、

セットでオシャレを褒めなきゃならん事態となるが、

俺にオシャレを論じられる含蓄がない

 

中身が選択された、場合

もう、無理だ。

付き合ってお互いの先っぽくらいしか知らん浅さの癖に、

何が分かると言うんだよ

言う前に笑う自信すらある

 

でも、俺はもうあんたに嘘は付きたくないんだ。

だって、これから嘘は付きませんフューチャリング一生のお願いを誓って、

昨日はあんたにダイブしたんだ

 

俺は超能力とかは使えないけど、

このトラブルが上手くいってもいかなくても、

悪い方向に進む未来が見える

 

とりあえず全部好きという、

髪の毛がヤキソバみたいでチャラチャラな男の言いそうな回答で、

上手くいくとは思うけど、

これで上手くいくあんたサイドと、

今後も付き合うのは、電気抵抗の知識よりも薄ら寒い抵抗がある

 

でも、昨日と順番を入れ替えて、

一生のお願いフューチャリングごめんなさいなら

イケるんじゃないかと思えるのが、

おおらかなあんたのいいとこだよ