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「そういやぁミカン好きだったよね?」の、
相手を間違って「ミカン」まで言いかけて、
緊急回避しても勘のいいあんただから、
察してしまって、この冬型の気圧配置ムードだよ。
そっちはマイナスの冷気が居座っていてジト目の雪、
こっちは説明にアタフタするけど悟られまいと
顔だけはとっても晴れ。
もう、ただの間違いって言っても、
退くに退けない外交上の爪跡が数多く残されてる
ヤクザやさんや闇の組織の言った言わないの戦争みたいだ。
それにしても、そんなに察することが出来るのに、
なぜこの間違い自体を流さないんだい?
シベリアから来る低気圧だけにロマノフ王朝ばりの伝統で、
そこは譲れないのか?それとも、冬将軍さまの呪いか?
だけどベイビー、厳しい冬にもいつかは春が来るんだから、
そろそろ俺の心暖まるコタツのような土下座を受け入れて、
一緒にミカンでも食べないか?
「あ、そういやぁミカン好きだったよね?」