頬を濡らすカレー

笑顔で作ったエクボの横に、

世界の共通言語で「ようこそ」って書かない限り、

世の中の人の受け止め方は千差万別だ。

 

ゆっくり迫る笑顔の裏に

下心パラダイスを見ている頭クラッシュギャルズや、

笑顔の時間が終わった後の恐喝メインディッシュを、

肌で感じている心の風邪予備軍から考えても、

人の感じかたはそれぞれだ。

 

でも「バカ」なんて言ってないよ。

 

「あれ?頭がおかしいんじゃないかな?」

って問い掛けたんだ。

 

何でレシピに載ってないチョコレートを

大量にカレーに入れたんだい?

 

俺は風邪で寝込んでるからカレーも要らないよ?

 

「不味い」なんて言ってないよ。

ちゃんと俺が最後の力を振り絞って作った

笑顔の横のエクボを見ておくれよ。

 

「美味しい」って書いてあるだろ?

 

あぁ、あぁ、ダメだ。

クソ不味いカレーにビックリして、

ほっぺがカレーだらけで、パンツに漏らしたチョコみたいになってるから、

これじゃあ「不味い」って書いてあるのと同じじゃないか。