飾りじゃないのよ俺だって
いつか俺をヒドイ男だと断じてくれるなら、
そのヒドイ思い出の中でいいから、ずっと俺を置いておいてくれ。
涙は飾りにならないらしいけど、
俺は飾られても悪い気分にはならないし、
もう好きなんて言わないから
こんな同じ色で塗り潰すしかない空を見ていると、
いつも感じるんだ
自分のつまらなさや至らなさ、数えるほどの守れた約束すらも、
あんたの癇に触らせる、運命的な恋人同士だったなあ、って
そうやって思い出す姿はいつだって、
良かったことや嬉しかったこと、
上手くいってる場面の笑い声で溢れている華やかな影ばかりだ
本当はその影の中に、
すれ違う悲しい言葉や感情に震える罵りの場面が入っているのに、
物事のいい面だけを見ようとする、人間らしいごまかしが、
そいつを隅に追いやってしまう
馬鹿馬鹿しいだろベイビー?
俺は今でも、あんたの華やかな影を待ち望んでもいるし、
怯えてもいるんだぜ?
ほら、ご覧よ、本当に飾られても涙を流すこと無く、
ただ待ち望んでいるだけで、悲しみなんてどこにもありゃしない