その向こうがどうしても見たくて手を伸ばした
辿り着きたくて、そこに行きたくて、喉が焼けるほど走った
あぁ、腕よ、心よ、もう一度、奮ってくれ
この瞳がつかまえて離さない涙の飛行機雲を
そして孤独な空に開放してくれ
原始に織り込まれた螺旋模様のイナズマを
さあ往け、確かめられない地図を愛してやまない者よ
魂の叫びを共にして、道なき道を歩むものよ
輝いている彼方にも、憩いの夕べにも、希望の亡者が飢えている
経験の地獄を踏みつけ、時の底辺をも構わず進むんだ
歩みを休めず高揚にあわせて拳を振り上げろ、進むしかないんだ
歩みこそがお前になるんだ
超越した命として疾走し完成された時、鼓動する魂の光はその身を包む
お前の全ての時間は一つになり、宇宙の理由と等しくなるだろう