人気スポットのライト

昼はデートとスポーツ、夜は人気デートスポットになる公園で、

一番大きな電灯がもう切れそうにパチパチいっている。

 

まるで俺たちみたいだ。

 

いや、俺だけか。

 

あんたはとっくに切れて、消えている。

前から俺の生活態度に先生並みにキレていたしね。

 

ほら、一瞬、消えるたびに思い出が消えて、

点いた時には「また消える」って切なさから、

に散らばる光が、二度と返らないものに思えてくる。

 

もう、あの電灯が点いたままになることはないんだ。

 

いつか消えるって、今までの気持ちを先細りさせながら、

もう一度、光が点く奇跡を願いながら、頑張るだけなんだ。

 

そうだなベイビー、

俺だってあんたがもう一度、一緒になってくれるなら、

頑張ってパチパチ光ろうとするさ。

 

ああ、そうか。。。

だからあの電灯は、パチパチいってたんだな。