裏切り或いは友情

僕と君が真剣に衝突した時、

君が僕を殴ってくれたら全ては上手くいったんだ

 

間違った道に進まずに、互いの良さを褒め合えて、

何でもないようなことに、腹を抱えて一瞬に笑えたんだ

 

君が僕のことを殴らずに、理解することも諦めた時、

お互いの間に半透明の壁が出来た

 

君の顔や反応が何とか分かるくらいの安っぽいビニールのようで、

それぐらいしか分からない、あんなに心を分かち合えると信じた親友が、

敵なのか味方なのか、これでまた一人きりの戦場真っ只中だ

 

しかし、人生はそんなものなんだ

昨日の敵は今日の友となって、また新しい戦場が始まるんだ

 

今までの友情に感謝し、静かに丁寧に君の新しい船出を祝い、

僕も新しい道に挑む決心をして、今は眠りに就こう

 

そうだこの決定は大いなる第一歩だ、

明日、君に話しかけられたら揺らぐほどの決心と道のりだ