セックスピストルズの写真

「好きな人出来た?」って聞いてくる奴らに、

「好きな人は木の実みたいに、待っているだけで出来るもんなんか?あぁん」と、

ギャング団員みたいな目をして映ってる、あんたの写真。には心底笑ったな

 

アナーキスト専門学校があれば、

セックス・ピストルズと同じクラスになれるくらい優秀だ。

 

出会う前に見せられた写真がそれだったから、気に入るも何も、

友達が本当の写真を見せる前の面白枠だと思ったんだ。

 

心底笑った後で、「え、まじで?」って、結局、紹介してもらって、

「え、付き合う?」ってノリで付き合ったんだけど

 

やっぱり、人間がお付き合いするのって衝撃の連続だよ。

 

この前まで知らなかった奴と、同じ時間を過ごすんだから、

思い出したくもない罰ゲームになったり、

思い出の掛け替えのない1ページになったり、

人によって受け取り方があるだろうけど「イメージと違う!」

じゃなくて「こんな一面あるんだ!」なら、

上手くいくと今は思ってる。

 

あんたと付き合えたことで、自分の意外な一面も知れて

「ありがとマイベイビー、サンキューフォーエバー」みたいに感謝してるんだ。

 

こんな時に「照れ隠し?」って、照れながら聞いてくるのも、

俺が好きなあんたの一面だよ。