androidの涙

七色のエクステに、夢見るカラコン

羽ばたくようなツケマ&ハートを鷲掴むつけ爪と、

終いには、イミテーションのバストトップ

 

ハッキリ言うけど神様、俺は心配してるんだ。

 

可愛いあの娘が得体の知れない、

地球外生命体にこの地球でなるんじゃないかって、

薄ら寒い恐怖に包まれてるんだ。

 

今んとこだけど、俺はバスルームのあの娘に会っても、

変身前のビフォーを知っているから、

アフターの戦闘用お面を付けた人が同じ人だって、顔認証できる。

 

けど、これからあの娘と知り合っちゃうライトなファンからしたら、

イケテるあの娘の正体は肌色の何かなんだ。

 

顔、髪、体、別人!?って一言で絶句して、

五言絶句もお呼びじゃないインパクトだろう

 

ああ、泣かないでおくれベイビー、バカになんてしてないよ、

その自分を別人にセルフメタモルフォーゼできる技術に感服してるんだ

 

そして、羽ばたくようなツケマが

嘘泣きのセレナーデに舞っているから、

くっさい芝居が全部、バレバレだ

 

オプションが本体を追い抜いて、

優秀なアンドロイドになれたなら、

もっとキレイに泣けたかもしれないね、ベイビー