毒を入れる時には

あなたの瞳が私を映すように、

私の心に悪いものを一滴垂らした

 

あなたの通る道や良く行く店を調べて、

偶然を装おいながら素知らぬ顔で近づいた

高鳴る鼓動が分からないよう、

興味の無い振りをして、

絶妙な距離感を保って、

あなたに接近していった

 

あなたの気持ちが私に向かうように、

私の心にずる賢いものを、

マーブル模様に混ぜた

 

あなたが好きそうな仕草を、

その胸にキラキラ輝きながら飛び込む絶好のタイミングで演じ、

その穏やかな興奮が冷めないように常にくっついて、

熱い視線で話し掛けた

 

あなたが私に傾き続けるように、

私の心にお洒落で愛らしいコーティングをした

 

いつもあなたは私を疑わず、

天真爛漫な天使のように褒め称え、

惜しみ無い笑顔と愛情を注いでくれる

 

あなたへの壮大なこの計画が知られたらどうしよう?

などと考えたことはない

 

私はあなたに打ち明ける気はないし、

この誠実な努力を無駄にしてしまうなんて、

そんなものは愛とは呼べないだろう?

 

あなただけを見つめて、ひたむきに愛し

あれほどの犠牲と努力を払ったのだ

 

あなたからの惜しみ無い愛情を受ける資格は十分にある

 

そして今も努力し続け、

あなたとあなたからの愛情を守り続けているのだから