あなたは私に、愛とは空っぽで満たされないと教えてくれた
あなたに出会い、愛することで、
私の愛は私の中には無くて、外にあるのだと知った
私は自分を満たそうと必死になって、
愛してくれる誰かを探し、愛して貰うために散々自分を飾って、
多くの誰かを待っていた
しかし、私の中にある愛の器はイビツで大きく底が抜けていた、
だからいつも空っぽで満たせなかった
どれだけ入れてもイッパイにはならず、
満たすことなど出来るはずがなかった
しかし、あなたと出会い、あなたに見返りを望まない愛を捧げ、
あなたが尊敬を込めて感謝してくれ、繰り返すうちに、
私の外にも愛の器があることを知った
小さく見失いそうになるが、頑丈で壊れない立派な器、
あなたからの少しの感謝で満たされ、溢れ、
その溢れた愛でまたあなたへ愛を捧げることが出来る
自分の中ではない外にあって、他人のためにある私の愛の器