私には衝撃的な過去も、
莫大な遺産も、他人から格段に秀でているものもないが、
太陽が毎日必ず昇るように、常にあなたを愛している
代わり映えがなく抑揚もないが、
これだけは毎日きちんと続けることが出来る
あなたが私にくれた物を並べるなら、まず思い出すために一生かかる
そして、共に作った大切なものを
手を取り合って並べたら倍の時間が掛かるから、
また人生が何回か必要だろう
そうして並べたものをあなたと見て、お喋りをして、泣いて笑って、
気持ちを伝え合ったら、どんなに生まれ変わりがいるか分からない
でも、私は何回でもあなたと過ごしていたい
過ぎ行く季節に同じ思い出を重ね、
年老いていく美しいあなたの変化を｢苦労をかけた｣と労いたい
私とあなたは一つではないが、あなたと私は同じ命を生きている
いつかいなくなっても、私はあなたのことを考えている
どこにいようとあなたを思い、あなたの幸せを考えている
生まれ変わり、また同じ命を生きて、あなたと同じ時間を過ごしたい
