白Tシャツにジーンズが着られるのは才能だ、
給料何ヵ月分かのプレミアムな価値がある
俺は「Tシャツオブザイヤー」を贈るほど、
あんたのTシャツ姿にぞっこんだ
そして、そのTシャツの穴から出ている全てのあんたに
「ありがとう」を言いたい
見るだけでいい香りがする真っ白な首周りには、
虫のように吸い寄せられる
あんたを後ろから抱いて、その肩越しに雑誌を見る時なんて、
いい匂いと柔らかさで生きてるだけで死にそうになる
クラスに一人はいる可愛い女の子だけが持つ、
白ピンクの肌を見せてくれる腕に、見とれない日はない
手を繋いで気取って歩いても、
尋常じゃない手汗が喜びを全て白状してる
そして、その神がかったカーブのウエストは、
俺の密かな信仰の対象で、
フィギュアがあるなら購入するほどのアイドルレベルだ
俺とは出来が違う肌に、感動すら覚える
あんたがいること、出会えた俺、与えてくれた神様、
この三位一体にもう一度「ありがとう」を言いたい
そうやって熱烈に口説いたのに、
その何も出せない大きなチャックが付いているクソダサTシャツを、
着ないという選択は、
服だけに無いんだねベイビー