最後は嘘で終わらせて

横隔膜という、体にとって大切な物の痙攣を、

しゃっくりと言うのなら、

 

ベイビー、あんたが痙攣しているのも、

俺にとってはしゃっくりなんだろうな

 

喜びや悲しみに俺の瞳が出会うものが涙なら、

そういう気持ちの時にとても会いたくなるあんたも、

俺にとっては涙なんだろうな

 

答えのない式なんて、存在する意味がある?

って言ってたけど、あんたを無くした俺は、

正に答えを持たない問いかけで、

存在する意味がまるでない

 

そうやって失くしたものを数えては、

あったことを確かめるように泣いて、

あれから増えてしまった二人のガラクタを見て笑い、

 

意味も答えも、自分も周りも、そこに在るだけ、

それたけでもう十分だ

 

今ならみんなに愛してるって言える