あんたは俺が好きだといったが、
俺はあんたが真剣に嫌いだ
あんたへの好意なんて、その目を覗いた時に、
俺を通り越したどこかを見ていた、
その視線に跳ねられて死んだんだ
俺の好意の顔を良く見てくれよ
綺麗な顔してるだろ?死んでるんだぜ?
もう、好きなんて言うことないんだぜ?
俺の中に誰を重ねて見てたんだ?
そいつの代わりに俺を愛していたんだろ?
本当は、俺に自分を投影して
自分自身を愛していたんだろ?
あんたが見ていたのは俺じゃない、
愛しのマイカーをピカピカに磨いて、
映った自分にご満悦していたんだろ?
知らない自分に別れを告げるんだから、
俺はサヨナラする必要もなく、
何もなかった降りをして、
元の毎日に戻ればいいんだ
思い出の中でなら、きっと好きになる
思い出の中でなら、きっと上手くいく
俺たちの未来は過去にしかないんだ
どっかに行って、もう放っておいてくれ
優しさを振り撒くなら、他所でやってくれ
自分の涙雨でせっかく磨いた外見も中身も、
びしょ濡れになって、根元からポッキリ心も折れた
あんたのために一生懸命磨いた自分が、
ミジメでミジメでしょうがない